業者を選ぶ

住宅

大規模修繕を行う場合に注意するべきことの一つに業者選びがあります。現在、建築業界は不況です。東京オリンピックが開かれることで東京の湾岸部分は地価が上昇して景気もやや良くなっては来ましたが、日本全体を見ると不況です。不況が続くと、大手ゼネコンでも大規模修繕工事を手掛けることがあります。しかも、不況により顧客の取り合いが激しくなり、できるだけ安い価格で大規模修繕工事を行う業者に軍配が上がることが多いのです。しかしながら、大規模修繕工事を安い価格で行うとしたら、どこかにしわ寄せが来ます。どこにそのしわ寄せが来るかといえば普通は下請け業者です。下請け業者としては安い賃金でやや無理のある工期で完成させなくてはならず、手抜きとは言わないまでも雑な工事を行うことがあるのです。

本来、下請け業者を監督するのが大手建設会社なのですが、中にはその監督がいい加減なこともあります。数年前に話題になったマンションの耐震偽造事件を見てもわかる通り、どこかでいい加減な工事をする業者が今度も表れないとも言いきれないのです。そこで、マンションのオーナーとしては大手建設会社や管理会社に大規模修繕工事を任せるのではなく、積極的に調べ上げる必要があります。これは、お金を無駄にしないことや、マンションの価値を落とさないためという理由もありますが、そこに住んでいる人の安全と安心を提供するのもオーナーの仕事だからです。10年で大規模修繕工事が必要になると言われていますが、焦らずにじっくりと業者選びをすることが大事です。